ネキシウムとスクラルファートの併用と禁忌薬

ネキシウムは有効成分をエソメプラゾールとして、胃粘膜にある酵素の活性化を抑えることでプロトンポンプの機能を阻害して酸分泌を抑制します。
この作用からプロトンポンプ阻害薬と呼ばれ、胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎の治療に用いられます。
胃酸の分泌を抑えることで、抗生物質の効き目が良くなることから、併用してピロリ菌の除菌にも利用されています。

ネキシウムは胃酸減少によって他の治療薬に影響を与えるため、併用に注意が必要な薬が多いです。
エイズ治療に用いられるプロテアーゼ阻害薬や非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬は吸収が悪くなることから併用禁忌となっているので、間違っても使用しないようにしましょう。

スクラルファートは胃の粘膜を保護する防御因子増強薬で、胃液のペプシンを抑えたり、組織の修復を行う治療薬です。
胃潰瘍や胃炎の治療に行われ、胃酸によって傷ついた胃を早期に治療するためネキシウムと併用することもあります。
スクラルファートは他の薬に吸着する性質があることから、抗菌薬や抗生物質との併用には注意が必要となります。
飲むタイミングを2~3時間ほどずらせば問題なく利用できるので、使用する際は医師の指導に従って飲むようにします。
併用禁忌としては特にありませんが、透析治療を受けている患者では腎臓の働きが悪くなることで、体内にアルミニウムが溜まり、中毒を起こす危険もあるので使用はされません。

スクラルファートは副作用がほとんどない治療薬なので、安全性も高く正しく使用すれば問題のない飲み薬となります。
ネキシウムとスクラルファートを併用すると、その他の治療薬で禁忌となるものが多いので、別の治療薬を使用する場合は医師に相談することを忘れないようにしましょう。