ネキシウムが慢性胃炎時の胃酸を中和する

食事を摂った時、栄養を吸収するために人体には胃酸を分泌して食物中のタンパク質を消化する機能を持っております。
この胃酸は酸性度が高くすべてのタンパク質を消化するために、自分由来のタンパク質である胃が消化されないように守る機構が体内に存在します。
さて、慢性胃炎には様々な症状がありますが、その一つとして胃酸と胃の粘膜の防御能力のバランスが崩れて、相対的に胃酸過多になるものがあります。
慢性胃炎時には胃酸は過剰に分泌されておらず、むしろ胃の防御能力の低下によってバランスが崩れます。
こうなると、このような症状の場合は胃の粘膜を増強する薬が最も適切かと考えることはできますが、胃の粘膜を増強する薬はこのような症状の原因を直接改善する一方で、バランスを直すという治療効果が低いという問題点があります。

そこで、胃酸の分泌を抑え、胃液を中和する薬が適応されます。
こういった作用を持つ薬は様々ですが、一つにネキシウムという薬があります。
この薬は慢性胃炎時の胃酸の分泌を強力に抑制することで胃液を中和する薬です。
また、同じ作用を持つ薬は数種類販売されていますが、薬の代謝の過程において遺伝的に個人差が存在するため、その効果にも個人差が発生します。
しかし、ネキシウムはこの個人差が他の薬と比較して少ないことが認められています。
他の作用によって胃酸の分泌を抑制する薬も存在しますが、効果の面でネキシウムおよびその同作用の薬におよびません。

さらに、ネキシウムは同作用の薬と比較しても強力な効果が期待できます。
このようにネキシウムは強力でかつ安定した胃液の中和効果を発揮する薬です。
慢性胃炎にかかった方の生活の質の改善に有益であると考えられます。